2012年5月4日金曜日

愛の水中卵。

エゾアカガエル(蝦夷赤蛙 Rana pirica

さーて、はじまりました。
なにが?
お〜江〜戸と蝦夷の行ったり来たり生活。あっちゅーまにマイルが
消えて行きました。帰りの便をJクラスにアップグレードしたら、
「1000マイル使うより、1000円でアップグレードした方が得なのだよ。
ジョージクルーニーに叱られるぞよ」
と友人Tからの助言がありました。むずかしいな、マイル道。
とはいえ、北海道の野生動物への興味は尽きず、
お勉強も体験もまだまだなので丘マイル貯めながら通います。
江戸の自然を知る機会もほしいんだけどね。

JR誌連載イキモノートの取材をして、
その数日後、後輩B先輩のプランで春の散歩ドライブをしてきました。
寒かったり、あったかかったり、冷え冷えだったり、
春の北海道らしい気温でしたね。

あちこち行ったのですが、今回は西岡水源地でカエルを見た話を。
Bちゃんは鳥を撮る人なので上を見て、
私は第一目標のエゾアカガエルを見るために下を見て。


水芭蕉も福寿草もきれいに咲いていました。
あ、4月21日のことです。

まずはこの音を聞いてみてくださいよ(音が出ます)。
最初ね、「え?白鳥?んなわけない」って
タモさんのモノマネしそうになりました。
「カエルじゃないですか?」ってBちゃんのひと声に冷静になってみると
そうだ、エゾアカガエルたち(オス)の声じゃないか。
(動画で意味ありげにズームしたりしてますが特に
意味はないのです。どるるるってのはキツツキのつつく音ドラミング)

ものすごい大合唱だったので、今回の声と結びつきませんでした。
そこまで大群ではなかったのでキャラララ〜とけっこう
キレイな声に聞こえました。

さて、
エゾアカガエルについて語ろうかと思ったんだけど、
すでにちゃんと説明してくれている
楽しいお仕事があったんですよ。

コープさっぽろ発行のモリ・イクです。
宮本尚さん、デザイナーの檜山さんと作っていまして
第一弾はイモケム(芋虫毛虫)、
第二弾はコウモリ写真家中嶋宏章さんも一緒に作ったコウモリ。
につづき、
vol.3は「北海道爬虫類・両生類ハンディ図鑑」のばいかださんこと
徳田龍弘さんにお話をきいてカエルを描きました書きました。

リンクしまくった……


こんな感じ。中味はコチラで読めますよ。バックナンバーも。
エゾアカガエルのことがわかるかも。

そのエゾアカガエル。
いましたよ。

 くわっ

くわっくわっ

オスがね、ひとあしお先に水辺に来ていて
ほっぺたふくらましてキャラキャラ鳴いとります。
(オスだけ鳴くのね)
それはもうひっし。およめさーん♪

うまく見つかると


かわいこちゃ〜ん。むぎゅ。

この「むぎゅ」で卵が産まれるらしい。そこに放精。
卵はタピオカみたいに水でふくれて
オタマが生まれる。

見ていると、オスがとにかくオラオラと冷静じゃない
感じで、抱きついたと思ったら
下になったカエルも鳴嚢がふくらんでますけど…。


んで、たくさん生まれてます。
ひとかたまりで、メス一匹。
追記:写真に写っている分、数えてみたんだけど40匹分くらい?途中で脱落

恋の街札幌。

ただし、ばいかださんブログによると
メス奪い合いなどで下になったメスがおぼれることも
あるらしい。ケンカをやめて、二人をとめて〜♪です。
しゃれならん。


警戒心が強く、あんなに鳴いてたのに
ちょっと近づくとシーンとなってしまう。
息をひそめてます。
なんか、恋路をジャマしたみたいで悪かったわね。
じーっと待つと誰かがこらえきれずに「きゃら」って
鳴きはじめてコーラスができて
合唱に。
無事に繁殖できますように。

カエルが苦手な方、もしここまで我慢できたのなら
おつかれさまでした。

追記:
今回の記事に曲名らしきものを数曲ちりばめました。なぜか昭和歌謡ばかりになってしまった…。
全部わかりますでしょうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿