2018年3月29日木曜日

おかげさまで7年間。ご愛読ありがとうございました!

7年間とかなり長い間ご愛読いただきましたイラストコラム
「列車に揺られて会いに行こう ほっかいどうイキモノート」は
ことし3月号にて最終回となりました。

最終回の三月号は子どもの頃から作品を観てきた
獣医の竹田津実先生を訪ねました。
主役の動物はキタキツネ。
見出しは「生き物を見つめて、見つめられて。」
もともと野生生物やそれらに関わる人の
お話を聞くのが大好きで、ライフワークとして描いている「イキモノート」。
まだまだ描きたいことはありますが、JR北海道の車内誌での連載は
ひと区切りつけさせてもらいました。
いやあ、おかげさまでいろいろな面白おかしい旅に
出かけましたよ。

はじまりは水族館の飼育員さん。登別のマリンパークでした。
最初なので実はお友達を頼って訪ねたんです。
そこからはじまって、水族館や動物園の飼育員さん、獣医さん、
博物館の学芸員さん、生き物の調査員さん、学校の先生、生徒さん、
いろいろな分野の専門家さんたち、写真家さん、漁師さんに猟師さん、
「肩書きは飲んだくれです」なんて笑う方、ラジオ局の方、
公務員のみなさん、地域の方々にお世話になって
お話を聞いて。生き物が主役のイキモノートなんですが、
この連載でいろいろな方と会ううちに
生き物よりも人間の方が面白いことも多々あり、
すっかりマニアなみなさんのお話を聞くのが大好きな
マニアのマニアとなりました。



快適な館内でお話を聞く取材もあれば、
筆者みずから体験する体当たりな旅も多かったです。
たいてい、ぐーたらな運動不足生活からの
旅に出て、森やら山やら海などで張りきり、
帰って来てから数日真っ白な灰と化し、
旅を反すうしながら描いて書く、
みたいなことを繰り返していました。
海外ドラマを20時間ぶっ通せと言われれば
じっと座っていられるインドア派であり、
好奇心のままに外に出かける旅好きでもある。
もっとほどほどだと、筋肉痛にならないのにね。

野生動物を見に行こうとは描いているものの、
そうそう実際に会えるものではありません。
そのかわり、専門家の案内で行く道筋や痕跡、
音や気温、安全対策や酔い止めまでが楽しくて、
生き物が登場しなくても毎度満足度は高かったです。
初めてのことも多く、道産子で乗馬したり
(取材の最後に「乗馬するなら走らなきゃ!」と
直線を走らされて絶叫)、支笏湖でダイビングしたり
(水温15度くらい。極寒。ダイバーの友人曰く「いいかい、
初めてのダイビングっていうのは暖かい海でキレイな
魚をみるもんだよ」)、慣れない登山にも何度か
(いつも遅いワタシを登山下山させてくれた
皆さまありがとう)。
ほぼ企画するのは自分で、その要望にあわせてアテンドして
いただくことが多かったですね。みなさん、
シロウトの思いつきを良い方向に誘導してくれ、
プラスアルファの興味深いお話を聞かせてくれました
(中には取材相手の方からオファーをいただくこともあり、
それも未知の世界が広がる良い体験でした)。

「夜の森の音を聞いてみたいんです」
というリクエストに応えてくれた自然ウォッチングセンターさんには
ほんと、今思い出しても、夜遅くまでお付き合いいただいて
ありがたかった。トラツグミの声が怖かった。
そう、暗闇はこわいものだった。


この7年間で好きになったことのひとつが
乗船でした。小さな昆布漁の船もあれば、荒波ざっぷんの
漁船、大きな遊覧船。2月の根室の海鳥クルーズは
極寒だけどまた行きたい。釧路沖で8時間甲板から
背びれを探したシャチ調査船にもまた乗りたい。
大小いろんな島にもまた渡りたい。
ほんと、毎度いろんな発見がありましたね。
ってか、連載終了後の今も相変わらず
ちょこちょこ出かけておりますが、描きたい出来事だらけです。
近所も遠くも面白い。

そうそう、旅と言えば、
道内各地はおいしくて。
じっさい、記事の中でも
エゾシカ、ゴッコ、ミズダコ、ホッケ、カニ、チョウザメ…
生き物であり食材である皆さんに登場して
いただきました。
おかげで連載当初の取材では
「似顔絵よりもほっそりしてますね」と
言われたこともあったのに、
どんどんイラストの筆者の丸めの姿に
近づき、イラストもさらに丸くなっていきました。
さすがにこれは丸すぎじゃない?と
女友達はやさしい。
最初は札幌発でガタンゴトン出かけていたのが、
のちに東京暮らしになり、まず最寄り空港まで飛んでから
ガタンゴトン生活に。そして昨年また
札幌に戻ってきました。
基本、移動はJRなどの公共交通機関。

山の水族館を出て2時間に一本のバスを逃した時は
ひとりで笑ったなあ。手を振ってバス追いかけたの
初めてかも。
でも時々は車も利用しました。野生動物に関わる人は
なかなか駅チカ物件にはいてくれませんから。
運転してくれた皆さんありがとう。本当に助かりました。
おかげで観光地はもちろん、あまり観光客が訪れない場所も
たくさん知ることもできました。
道北の駅で。

ほんと、おかげさまだらけの連載です。
毎号取材協力していただいた皆さん、
取材相手を紹介してくださった皆さん、
いろいろアドバイスしてくれた皆さん、
毎号遅筆な原稿を素早く仕上げてくれた
編集・制作の皆さん、JR誌づくりに関わる皆さん、
感想を送ってくれた愛読者の皆さん、
それほど愛読でもないけど読んでくれた皆さん、
本当にありがとうございます。

ものすごく遠回りして網走入りした釧網線。
「今月の自分みやげ」という小さなコーナーは取材相手のお薦めや
筆者のお気に入りが載ることが多かった。
この学芸員さんが考案してカタチになった
二枚貝の化石のキャラクター「いのせらたん」は
記憶にのこる自分みやげだったなあ。
もちろんこれからも北海道を中心に野生生物に
関わる取材を続けてイキモノートに記します。
彼らの魅力、生息域のこと、取り巻く環境、私たちとの関わり、
そして彼らを
じーーーっと見つめ続けている方々のことを
描けるといいなあ。
今年もいろいろ歩き回る予定ですので(ダイエットもかねて)
ピンと来ましたらどうぞご用命くださいな。

※イラスト内の文章は掲載されたものと異なる場合があるかもしれません。
 何度も誤字を発見してくれた編集さんにも大感謝。手描き文字の誤字ほど
 馬鹿丸出しな恥ずかしさはありません。


かさねがさね、本連載をいっしょに作ってくれた皆さん、
読んでくれた皆さん、どうもありがとうございます。

なんとか書籍化、目指したいですね。

2018年3月7日水曜日

3月10日、ボルネオと日本の人たちの暮らしに関わるゾウさんたちのお話があります。音楽や朗読もね。





ワタシも会員である北海道希少生物調査会では
毎年「マニアナバンサンカイ」と称して
生き物の専門家を招いてお勉強と晩餐会で
オシャベリを楽しむ会を催しております。

今年は趣向を変えまして、
◆朗読劇(小橋 亜樹・雅子・いくもまり・寺島淳一)
◆基 調 講 演 : 坂 東 元(旭山動物園園長)
◆対談:坂東 元×横塚 眞己人(写真家)
◆演奏:いくもまり(朗読)・THE 武 田 組
※敬称略
を昼と夜の二回に分けて公演と講演します。

詳しくはリンク先を見てほしいのだけど、
ボルネオとワタシたちの毎日の食生活が実は密接で、
それを知った上で暮らした方が何かと
良いのでは?(ワタシが要約しちゃうとこんくらい
ざっくりしてしまう)
のようなことをベースにして、
実際にボルネオとの架け橋として活動している
板東さんや横塚さんの講演や対談などの
貴重なお話も楽しめるイベントです。
どんな話なのか興味深いです。

まずはゾウさんが可愛らしいサイトをのぞいてくださいな。

彼らの声を聴けるのは僕らしかいない~いのちのバトン・ボルネオからの手紙~
Inspired by マニアナバンサンカイ

とき・ところ
2018.3.10土曜日
ターミナルプラザことにパトス

第1公演:開場13:30 開演14:00 終演16:30
第2公演:開場17:30 開演18:00 終演20:30

​おひとり様 ¥3,500(年齢不問)

主催:北海道希少生物調査会
共催:公益財団法人 北海道環境財団

お問い合わせ・お申し込みは以下アドレスか
公式サイトの申し込みフォームへ。


2017年7月21日金曜日

TWINブログに投稿しました。

TWINThe Women INature -shoot & eat-)


TWINの謝肉祭に参加した模様をリポートしました。
今読みかえしても食べたくなる…。
気になる方はこちらへ。
https://thewomeninnature.wordpress.com/%EF%BD%94%EF%BD%97%EF%BD%89%EF%BD%8E%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/

そして、ハンターではないのですが、その周辺にいるものとして
TWIN会員になりましたよ。北海道在住になった時の
楽しみのひとつでした。

ツインって何?と思われた方はぜひリンク先をのぞいてみてくださいな。
https://thewomeninnature.wordpress.com/

2017年7月11日火曜日

エドからエゾへ。エトブン社、また引っ越しました。

2012年、スカイツリーのオープンとともに札幌から東京へ。
それから5年とちょっと。この夏、東京から札幌に
ふたたび引っ越しました。
きょ年、インドの街、江戸川区西葛西から
酒井抱一が晩年暮らした台東区根岸に引っ越したばっかりで
しょうじき「下町暮らしが楽しくなってきたとこだったのに〜」
という思いもありました(家族の転勤なのでしょーがない)。
とはいえ、カラリとした札幌の空気にふれると
「やっぱ住みやすいわ、札幌」
となり、
東京で鍛えたおかげで夏の暑さにも
「オアフ島だね」
と強がりを言えています(本当はエアコン生活が恋しい)。

今後は札幌拠点で道内各地や東京、他にもいろいろ
O脚の足をのばしていきます。

ホンドギツネからキタキツネの生息地へ。
5年間、とくに自然あふれるところへ行かなかったせいか
ホンドギツネに合うことはありませんでした。
その代わり、北海道ではめったに出合わない
タヌキに合いました。なんと市ヶ谷駅のホームで。
皇居内にもホンドタヌキが暮らしていますからね。
その親戚かも。

内地ではタヌキをよく見かけ、
北海道ではキツネを見かけることが多い。
以前聞いたお話だと、目撃率の違いは
生息環境の違いらしい。
農地や原っぱなど開けた場所を好むキツネ、
隠れやすい場所を好むタヌキ。
人との接点を考えると北海道には人とキツネが
出合いやすい開けた場所が多く、
内地ではタヌキの生息地と人の生息地が
重なっている。
平成狸合戦ぽんぽこの世界ですね。

キタキツネやエゾタヌキ、今度はいつ合えるかな。
ちなみにキタキツネの方が足先が黒いみたいです。
ホンドギツネよりも。

あれ、いつのまにか赤とか緑っぽい話に
なっちゃいましたが、
札幌でもよろしくお願いいたします。

新岡薫/エトブン社



2016年10月31日月曜日

Trick or Treat 小天狗、夜勤へ。



コテングコウモリ(小天狗蝙蝠、Murina ussuriensis


エトブン社さん(@pecokao)が投稿した写真 -

札幌にもコウモリはいます。16種類だったかしら。
たぶん想像しているよりたくさんの種類がいます。
しかも、意外にその辺に棲んでいる。森の奥の洞窟だけじゃないんです。
思わぬところにいることを教えてくれたのは
コウモリ写真家の中島さん。
彼の写真で、観察会で衝撃を受けたのは夜行性のコテングコウモリ。
なんと、オオイタドリのくるまった枯れ葉の
中にぶら下がって夜の出勤時間まで寝ています。
この枯れ葉、
けっこうな風が吹いても落ちないの、これが。
ひょっとして、理想のスミカである枯れ葉をコウモリ自らが
作ってるんでは?なんて説もあるみたい。
どうなんでしょね、と思っていたら
ダーウィンが来たのコウモリ特集でコスタリカ在住の
シロヘラコウモリ(Soooo Cuuute!!!)さんが
葉っぱを囓って、理想の寝床にしてました。
これはあるのかも。

なんてことを考えながら、さっきコンビニで買ってきた
カカオ多めのチョコを囓ってます。
meiji The Chocolate 久々のヒットかも。Sunny Milk味気に入った。
お菓子くれなきゃ、自分で買うぞ。


2016年9月1日木曜日

くさかわいい、エゾタヌキ。

JR車内誌、9月はエゾタヌキです。取材地は奥尻島。
タヌキは個人的に愛着のある動物で、こんな風に袋やらメモやらに
つい走り描きしてしまいます。
タヌキに近い現場の方に聞くと、どんくさい、くさい、とプンプンにおう
感想が。でも、愛すべき獣であることは間違いないと
お話を聞いていて(実際に見て)思いました。

ここんとこ体調の浮き沈みがありますね。そんな「しゅん」とした
ときにも、タヌキを描いてしまいます。今後の活動のためにも
ちょっと立て直しをしなくては。


エトブン社さん(@pecokao)が投稿した写真 -