2011年2月24日木曜日

「エゾシカは森の幸」、出ました。

イキモノ本の話です。
カタツムリの本はまだ全部読めてません。

エゾシカ研究者でもある近藤先生と大泰司先生、
そしてエゾシカライターとして紹介しちゃいたい
平田さんによるエゾシカ本が出ましたよ。

エゾシカは森の幸
人・森・シカの共生
大泰司紀之+平田剛士・著 近藤誠司・監修
北海道新聞社

 
いやね、
さぞやデータ満載で読みづらいかと思ったんです。
ワタクシ、文章書きにあるまじき
「細かい文章読みたくない子ども」
から成長してませんから。
と、思いきや、これが面白かったです。
読み物として楽しめます。
エゾシカ情報満載ですのでぜひとも。

ほいで、
その出版記念講演会が、とある会議室で行われました。
仕事抜け出して駆けつけると、
エゾシカに関わる紳士のみなさん(淑女少数)が
30名ほど輪になっておられる。

いや、マイムマイムみたいなことじゃなく、
会議のように向かい合わせに座ってらっしゃる。

講演会というより、それぞれの活動や研究内容を
紹介していく進行なんですね。
いろんな方のエゾシカ話が楽しくて、
輪の外の方に座って
ひっそりメモなどとっておりました。
これよりももっと専門的なお話いろいろ。

みなさん、エゾシカ革って注目したことあります?
セーム皮なんてメガネやレンズふきになってたりしますよね。
あと、戦国武将の鎧。あの胸当てあたりの
革はシカです。染色しやすいので採用されたそう。
奈良の正倉院にはシカ革製品が所蔵されていて、
今見ても状態がいいのだとか。
牛革はボロボロになってるのに。
馬具では、牛革は強いのでチカラのかかるところに、
シカ革は柔らかいのでヒモなどに利用されたそう。
う〜ん、
今度「正倉院展」で確認してみよう。

そうだ、奈良へ行こう(あおによし……。逃避中)。
なによ、奈良の鹿には負けない皮持ってるわよ。

なーんて、のんきに構えていたら
こっち来て座れとの指示が。あ、やばいぞこれは。
「じゃあ、次においしいシカ肉の話をニーオカさんから…」
紹介されてもーた。
NO準備、NO余裕。

「アワアワ」とは
あのときのワタシを表す言葉でしょう。
ぼのぼの(ラッコ)のごとく、
それはそれは見事な「アワアワ」でしたね。

だってー。
エゾシカのおいしさ知り尽くした皆さまを前に
何を話せと…
とはいえ、自称「食いしん坊女子」とか言ってる手前、話さねば。
「くさい肉が苦手なワタシも大好物のおいしさ。つまりくさくない!」
のような話を、とめどもなく繰り広げました。
ええ、
とめどもなく…

もっと、
専門店の必要性だとか、
女性好みの話だとか、
まわりの注目度も増している、
みたいな建設的な話は後から思い出すものですね…
トホホだな。

シカーモ、その後もっと楽しい話をしてくれそうな
何人かのお話が「時間がないので」と割愛されてしまった!
もうほんと、あいすいません、の思いでしたわ。

ま、
いいんです。
開き直ります。そーして20年余生きてきました!
(「余」の部分に何年追加されるかは国家機密)

さあ、釧路でも本物の「アワアワ」が見られる、かも、よ。
お楽しみに。

3月5日くしろエゾシカシンポジウム
「みんなで エゾシ会議 in くしろ」
「食べる」をテーマに、現状や野望♥や女子トークが展開される模様。
くわしくはエゾシ会議をクリック。

参加者にはちょっとうれしいオマケがつきますよ。


釧路でアワアワとお待ちしております。
よーし、がんばる…
ぞ……ブクブクブクあわあわあわ




2011年2月15日火曜日

ナメクジ本。

チャコウラナメクジ(蛞蝓、Lehmannia valentiana

そうです、またあの子の話です。
え!まだ生きてるの!!

はい、まだ生きています。
冬眠もせず(させず)、
移入種なので外に放つこともできず(飼ってしまったものの責任です)、
キャベツを食べながら成長してるのです。

ちょっと太っちゃった〜
のではなく、
ちぢこまっているのです。
ところでナメクジとはなんなんだ、と改めて思い、
人生でこれほどナメクジな時期はなかろうと、
調べてみることにしました。

ゴー!ジュンク堂!ゴー!
ワタシがいないときは、
ジュンク堂の地下を探してみてください。
(ヘビのぬいぐるみのシッポをギュッと握っていても
勇気を持って声をかけてみてください)

軟体動物コーナーなどはなさそうなので
不本意ながら虫のコーナーを探索。

で、資料を二冊仕入れてきました。

ええ。
わかりますよ、
おっしゃりたいことは。

ナメクジ本なんて店頭では見つからなかったです。
で、検討した結果、
この2冊に、ほんの1カットだけ紹介されている
ナメクジを頼りに購入です。
まあ、ナメクジもカタツムリ(和名ではマイマイですね)も
似ていますからね。

同じ巻き貝の仲間ですから!

でもね、
でーんでーんむーしむーし
の歌まであるのに、カタツムリ本も少ない印象でした。
カタツムリファンのヤリキレない思いが
伝わってきました。
ええ。
わかりますよ。

まあ、
そもそも、虫じゃないのに
虫のコーナーで探してるのが間違いなのかも
しれませんが
(でもこの2冊は虫コーナーにあった)。


2011年2月1日火曜日

予告。

週一更新をこころがけておりますが
サボってますね、さいきん。
でも読者の反応うすいし、まあいいか…
ってなっちゃダメか。
カメか。
ここんとこ浮き足だってまして、
良く言えばフットワーク軽くなってまして、
ちょっと腰を据えて記事を描けないのです。
「じゃあ、いったい何やってんだ」
ってことで、

予告です。

予告というより描きたいリストですな。

まず、
昨年おお盛り上がりした室蘭での渡り鳥観察のおはなし。
大気圏で燃え尽きたが日本中に
感動を呼び込んだアイツと
同名の猛禽類。
ついこないだNHKの番組でもヒヨドリの渡りを特集していましたね。
あそこまですごい群れには出合わなかったけど、
コーフンレベルはMAXでした。

そして季節は冬遊び。
登別のふぉれすとコーザンで大人なのに全開で尻滑りしてきました。
ある大型ほ乳類がネグラにしていたと
思われる跡。ヒグマじゃないよ。冬眠しない動物です。
そうだ、秋には栗山でバンディングにも参加させて
もらったのでした。それは描くかどうかわからないけど。
モズはモーキンだと思った。

そして前の前の記事で描いた静内のシャープシューティングなクリスマス。

季節をさいきんに戻して。
札幌中心部で働いているみなさん!
日が暮れてからの大通公園一丁目、市民ホール横の
大騒ぎに気がつきました?
そうそう、テレビ塔のすぐそば。

ここんとこ毎年、ジャワジャワジャワと鳴き、
集団でヒッチコックな光景を見せてくれている
鳥たち。
椋鳥。
読めない…
冬鳥のムクドリです。
なぜか毎日同じ木に戻ってくる。
その下を通るたびにデジカメ向けてる変なオンナ。
そんな記事も近日公開。

そしてついこの間、
野生動物リハビリテーター初級の講習を
受けてきました。
いつも、研究する側のお話を聞くことが
多いので、獣医さんのお話を直に聞けたのは
興味深かったです。
ワタシの中でずっと引っかかってる
「傷ついた野生動物を助けるべきか」の疑問の答えは
まだまだ出ないけど(持論はあるけど。いろんな立場の方に
聞いてみたい質問だ)。
なにより、マガモのオナカにキュンと……
鳥の鼓動は早かったです。
こちらはカモの捕食者。
そんな感じです。
こんな記事ありなのか?
掲載をお楽しみに−。
って、脱兎のごとく去ります。
ヘッドバンギング中のメタルなフレミッシュジャイアント
in 円山動物園

キュートだぜ。